SWIGとCMakeとGDCM

Grassroots DICOM、現在はGDCM。
オープンソースのDICOMライブラリです。
dcmtkと双璧をなすくらいのものらしいです。
元はC++ですがwrapperによってC#にも対応しているらしいのですが、
公式で配布されているバイナリでは私の環境ではPINVOKEエラーで動作しませんでした。
Visual C# Express 2010とVisual C++ Express 2010です。
そこでここに書いてある通り行ったらちゃんと使うことが出来ました。
Configuring and Building With VS .NET 2008 (Include C sharp wrapping)
実際にやってみた。
まずSWIGを公式サイトからダウンロードし任意のフォルダに保存し、PATHを通します。
そしてCMakeをインストール、今回はGUI環境で使用します。
実行ファイルはCMake(cmake-gui)になります。

Where is the source codeにはgdcmのソースコードを解凍したフォルダを指定。
Where to build the binariesには新しくコンフィグされたソースコードがを入れたいフォルダを指定。
そしてConfigureボタンをクリック。
するとGDCMをコンパイルする開発環境を指定するポップアップが出ます。

ここではVisual Studio 10を選択。
これでコンパイルする環境に応じてソースコードがコンフィグされます。
最後に必要なオプションを選択してGenerateすることで設定したオプションに応じたSolutionファイルが出来ます。

あとはこれをVisual C++ Express 2010で開いてソリューションをビルド!
これで必要なdllファイルが出来ているはず…(`・ω・´)